温度計センサーはパソコンにも使われています

センサータイプの温度計は、様々な電子機器の内部に搭載されている電子部品の一つです。一見、温度を見るための部品などのイメージを持つ人も多いかと思われますが、温度計センサーは温度を見るための部品であると同時に、装置内部の特定部分の温度を監視するための電子部品といった役割もあります。パソコン内にも温度計センサーが内蔵されているのですが、パソコンの心臓ともいえるCPUは処理速度が速くなることで放熱する温度も高くなります。ノートパソコンを使っている人の中で、膝の上に載せて電車やバス、タクシーの中で仕事をされる人も多いかと思われますが、起動したてのころは温かい程度でも、長時間使っていると熱くなったなどの経験をされた人も多いのではないでしょうか。

CPUから放射される熱は、高温度でありこれを下げる働きを持つのがCPUクーラーやファンモーターと呼ぶ部品です。ただ、モーターは消費電力が高いため常に回転させるのでは電気を多く使い続けることになるなど、モバイルPCなどでは一定の温度になるとモーターを回転させる、基準に戻ると回転を停止させるなどの仕組みを持ちます。このとき、温度を監視しているのが温度計センサーで放熱板などに取り付けられている部品でそれを感知して、ファンモーターなどのオンオフ制御を行っているわけです。なお、この部品が壊れてしまうとファンモーターは回転し続けたり、逆に回転しなくなるなどパソコンのCPUが熱暴走するリスクが高くなります。

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