サーバ類の温度管理について

パソコンやサーバは精密機器であり、内部には数多くの半導体が利用されています。

半導体は動作設定温度が規定されており、高温になると熱暴走を起こし動作が不安定になったり、最悪の場合故障してしまいます。そのため、CPUを含め多くの構成部品にはファンなどの冷却機構が取り付けられており、またサーバ室は冷房が入って冷やされていることが一般的なのです。実際、サーバが多数を置かれているデータセンタに入室した経験のある方であれば、データセンタは真夏であっても冷房が効いて温度管理が徹底されており、少し寒いと感じることがあったという経験がある方も少なくないでしょう。

サーバ内部のCPUには温度計が搭載されており、コマンドを入力することで、サーバの温度を知ることができることは意外に知られていません。コマンドを一定間隔で入力して、定期的に温度取得をすれば、温度の経時的変化を得られるのでサーバの温度管理ができます。

また得られた温度が一定の閾値を超えた場合には、サーバ管理者へ自動的にメール送信する仕組みを送るようにしておけば、データセンタの空調故障などの恐れも把握することにつながるでしょう。また、近年では、サーバを構成するハードウェアにおいて、温度センサーが、ソフトウェアとは独立して管理されているものもあります。ソフトウェアを介さないので、OSが動作しているか同課に関係なく温度を監視できるのであれば、OSが立ち上がらない場合でも温度管理が可能となるのです。

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