温度計センサーが温度をはかれるのは

温度計は体温や気温だけではなく、試験や研究での温度を計測するためにも使用されています。この時に、最もよく利用されるセンサー方式が「熱電対」の方式です。センサーとしては「熱電対・測温抵抗体」と呼ばれています。このセンサーの見た目は、2種類の金属を1つにまとめたケーブルのようなものです。

この金属ケーブルに熱を与えます。すると金属間で電気が発生するのです。この時に発生する電気抵抗を利用して、温度を計測するのが温度計の「熱電対」の大まかな仕組みとなっています。より精密に、細かく温度を計測したいという場合には、この金属をプラチナにするのが一番です。

しかしそれでは、コストがあまりにも高くなってしまいます。そのため、金属先端にのみプラチナを使用するという温度計がメジャーとなりました。温度計センサーの精度はJIS規格によって定められています。この規格はヒーターなどに使用されており、クラス1から3までが設定されているのが通常です。

それぞれに温度範囲と許容差が設定されており、この基準に従って発熱します。精度は1が最も良く、このセンサーは研究機関などで利用されているものです。一般的なヒーターなどの場合は、クラス2の規格が用いられています。温度制御を十分に行うことができ、精密さは研究機関用ほど求められるわけではありません。

もちろん、通常のヒーターであっても精度の高い製品を製造しているというメーカーは、存在しています。

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